小学校 特別支援学級でのミュージックベル(ハンドベル)の取り入れ方と指導法

こんにちは。
静岡県富士市 ハンドベルスタジオ・ワイズベルの大野です。

小学校の特別支援学級で使われることの多いミュージックベル(ハンドベル)。
先生方はどのようにお使いでしょうか?

私がこれまで伺った学校では「きらきら星」や「かえるのうた」など

・ドレミで歌いやすい

・音の数が少ない

・短い曲

をやっている先生方が多いように感じました。

そうすると、曲も限られてしまいますし、「ドレミ」と聞いただけで苦手意識を持ってしまうお子さんもいらっしゃるかと思います。

たとえば、1曲全部演奏するのではなく、『ベルを振って音を出す』という簡単なことから始めてみるのはどうでしょう。

やり易い曲としては「アイアイ」「大きな古時計」「虫の声」など同じ言葉が入っている曲があります。

「アイアイ」では「アーイアイ」のところで。

「大きな古時計」では「チクタク チクタク」で。

「虫の声」では「チンチロ チンチロ チンチロリン」

と言ったように、同じ言葉のところでベルを鳴らします。
音に関係なくみんなで一緒にベルを振るのです。

人数が多くて、一度に鳴らすとうるさくなってしまう場合は、

・一列目の子だけで

・1年生だけで

・3月生まれと4月生まれの子でやってみよう など

分けてみるのもお勧めです。

ある言葉の所でベルを振る。

簡単に取り入れられますし、みんなで一緒なので他のお友達の動きを真似して合わせることも出来ます。

みんなが同じ動きなら先生の目も届きやすいですよね。

ミュージックベル(ハンドベル)は、ひとりひとりが違う音を持って合奏する楽器です。

集中力や協調性、コミュニケーション力などが養われる教材として大変有効ですし、ひとり1音から始められる気軽さもあります。

でも、ただ鳴らせば曲になるわけでありません。

・誰が

・どのタイミングで

・何回鳴らすのか

単純に考えてもこれだけのことが理解できないと曲を演奏するのは難しいです。
指導される先生方の負担も大きくなってしまいます。

音の役割を決めるのは、みんなで鳴らすことに慣れてからでも遅くありません。

「きらきら星」「かえるのうた」も良いですが、私がお勧めなのは「ドレミのうた」です。

「ド」はドーナツの「ド」と言うように歌詞に音名が入っているので、分かりやすく自然に音名を意識出来ます。

また、私が考案した『ひらがな演奏®』もお勧めなので、ぜひご覧ください。

ひらがな演奏®とは>>

幼稚園・保育園や学校の先生向け「ひらがな演奏®」指導法講座>>

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様々な特性を持ったと子どもたち一人一人に目を向けなければならない先生方の負担を少しでも減らしたい。

私の経験がお役に立てれば嬉しいです。