平均年齢83歳、思わずアンコール~人前効果が生んだ、まるやの女子会のベル演奏
こんにちは。
静岡県富士市ハンドベルスタジオワイズベルの大野由貴子です。
12/8(月)、富士宮市西町商店街「にしの市」にて
「まるやの女子会」のみなさんがハンドベル(ミュージックベル)を演奏しました。
※「まるやの女子会」は、「ご飯屋まるや」さんが主宰する、地域の高齢者さんの集まりです。
平均年齢83歳の14名。
年に数回、ひらがな演奏®を使ったベル演奏に取り組んでいます。



「にしの市」への参加は昨年に引き続き2回目。
曲目
・きよしこの夜
・ジングルベル
・喜びの歌(まるやの女子会バージョン)
全3曲を演奏し、無事に終了。
……のはずだったのですが、演奏を終えた途端、
「もう一回やりたい」という声が、メンバーから自然と上がりました。
結局、自分たちで“アンコール”
最初と同じ3曲をもう一度演奏しました。
後から聞いた話ですが、
あるメンバーが「このまま帰るはもったいない」
と言ったそうです。
人前で演奏するって、こんなにテンションが上がるんだ!
練習の時から盛り上がりはありましたが、
人前で演奏することで生まれる高揚感の大きさを、あらためて感じました。
「楽しい!」
「もっとやりたい」
そんな前向きなエネルギーが、自然と湧いてきたのかもしれません。
「楽しい経験」は、次の意欲につながる。
今回のアンコールは、まさにそれを実感する出来事でした。

音符が読めなくても、年齢や経験に関わらず、
「自分で音楽を奏でる」体験ができる、ひらがな演奏®。
その「できた」が、
みなさんの「もう一回」に結びついたのだと思います。

平均年齢83歳のアンコール。
それは、高齢者の可能性と、
音楽が持つ力をあらためて教えてくれる時間でした。

